iYell株式会社様
長引くコロナ禍のなかで、これまでの社員旅行に代わるような、近場で楽しめる懇親会を実施したいと考えていたiYell株式会社様。どうせなら、この会社”らしさ”をしっかりと表現したいとご依頼いただきました。
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――なぜ、社内懇親会で謎解きを実施しようと思ったのでしょうか。
密岡：まず社内懇親会を開催することになった経緯からお話しします。コロナの影響でここ数年は社員旅行を実施できませんでした。そこで、旅行の代わりとなる社員交流イベントとして社内懇親会を開催することになったんです。社内懇親会の企画のひとつとして謎解きを行うことが決まりました。
田上：当社は企業文化を大切にしていて、社員全員で1日かけて企業文化について考える「バリュー合宿」という取り組みを、3ヵ月に1回くらいのペースで行っています。このバリュー合宿の中で、社内懇親会で実施する企画をチームごとに考えて幹部陣にプレゼンし、採用された企画が謎解きでした。
密岡：なぜ謎解きが選ばれたかというと、まず当社には新卒で入社したばかりの若手社員から60代までさまざまな年齢の社員がいます。さらに、毎月中途社員の入社もあり、世代や入社時期を超えて皆で楽しめる企画として、謎解きのようなコンテンツがぴったりでした。あとは、代表の窪田が謎解き好きなので、イメージしやすかったのだと思います。
田上：謎解きなら、楽しみながら企業文化を学べるところもポイントです。今回の謎解きには、当社の企業文化や事業についてまとめた冊子「COMPASS」を使いたいとお願いし、企業理念や価値観を落とし込んだストーリーを製作してもらいました。
――この企画をTERRA NOVAに依頼しようと思った決め手は何ですか？
密岡：初めの問い合わせに対するTERRA NOVAさんからの返信内容が素晴らしかったので、お願いすることに決めました。
10社ほど謎解きの制作会社に問い合わせしました。定型文の返信が来る企業も多い中、TERRA NOVAさんは、当社のホームページを隅々まで読み込んでくださっていたようで、「こういうイメージはいかがでしょうか？」と一通目の返信から具体的に提案してくれたんです。
社員旅行の代替となるイベントで謎解きを実施することを問い合わせ時にお伝えしたところ、TERRA NOVAさんは、当社のホームページ内の社員旅行を紹介するコンテンツまで読んでくれていたのだそうです。こちらが取り急ぎ問い合わせをしているとわかる段階から真摯に対応してくださったことに感動して。
田上：TERRA NOVAさんからの返信を見たとき、一目ぼれのような感じで、もう心が決まっていました。私たちが実現したいことに対して最も寄り添ってくれるのはTERRA NOVAさんだと確信できるような丁寧なメールだったんです。普段から誠実にお仕事をされている企業だということが文面からもうかがえましたし、返信のスピード感もあり、安心してお任せできると感じました。
――本企画を通して達成したかったこと、期待したことは何ですか？
密岡：謎解きを含め、今回の社内懇親会全体を通じて達成したかったのは、社員同士の仲を深めることです。というのも、ここ数年で社員数が一気に増えまして。現在約300人の社員がいますが、最後に社員旅行をしたときの社員数は100人ほどでした。
そのため、顔は何となくわかるけど、どういう人かまではよく知らないようなメンバーも多くなってきていました。当社は「隣の人の夢を応援する」というミッションを掲げていますので、まず隣の人を知る機会を作ろうと考えたんです。
――期待していたことは実現できたと思いますか？
田上：社員同士の仲が深まったのは確実です。正直、私たちが想像していた倍以上の成果が得られたと感じています。TERRA NOVAさんに製作していただいた謎解きの構成や中身が良かったのはもちろんのこと、社員が思った以上に楽しんでくれたからです。
仕事での関わりが少ない人たちとのチームでも、すごく楽しそうに取り組む様子がみられました。年齢が高い社員も、頭を悩ませながら本気で楽しんでいて。皆からは「想像よりも本格的でクオリティが高かった」という感想が多く聞かれました。
終了後は、チームメンバーで打ち上げをする人たちもいて、普段の業務では関わらない人同士が仲良くなれる機会になっていたと思います。
――TERRA NOVAに依頼してよかったと思う点は何ですか？
密岡：謎解きを実施しようと決めたとき、私たちが懸念していたのは着地をどうするかです。一般的な謎解きのように、一番早くクリアした人たちが優勝ですよという終わり方では、社員交流を目的として実施する企画としては、今一つ物足りない気がしていました。
TERRA NOVAさんは「応援し合う地球へ」をコンセプトにした、2部構成の謎解きを提案してくれました。まず、1部は各チームで謎を解いて、一番早かったチームを優勝チームとします。その後の2部は、1部で優勝したチームが勇者として魔王と戦います。勇者が魔王を攻撃するためには、ほかのチームが協力して勇者を応援するというストーリーになっていました。
1部で優勝したチーム以外の人たちも最後まで役割がありますし、ラストは全員が協力しないと魔王を倒せません。謎解きを通じて一体感が生まれる様子は素晴らしかったです。私たちの思いに寄り添ってくれるTERRA NOVAさんだからこそ製作できた謎解きなのかなと思っていて、お願いしてよかったと感じました。
――期待以上だったと感じたことはありますか？
密岡：やはり、先ほどもお話した構成の素晴らしさでしょうか。一番クリアが早かったチームを決めて終わりにするのではなく、最終的には全員が一つのチームになって魔王と戦う。そんなストーリーは、まったく想像していませんでした。
田上：全員参加型のストーリーは、社員のコミュニケーションを深耕するという目的とも見事に一致する構成でしたね。
密岡：謎の一つひとつもクオリティが高かったと感じています。TERRA NOVAさんは、当社の「COMPASS」を使って謎解きを作ってくれました。「COMPASS」は、100ページを超える分厚い冊子です。しかし、「COMPASS」の内容をすべて熟知していなければ解けないようなレベルが高すぎる謎ではなく、入社年数の浅い社員がいるチームでもハンデにならないくらいのちょうどいい難易度でした。
――製作の進行はどのように行ってきましたか？
密岡：当初、制作期間は2ヵ月を予定しておりましたが、懇親会の日程が後ろ倒しになったため、結果的に4ヵ月ほどかけてブラッシュアップしながら進めることに。初めに2回ほどオンラインで打ち合わせをし、そこである程度方向性が定まったため、後はメールとスプレッドシートで進捗を共有しながらやり取りしていました。
田上：私たちは、謎解きの企画が初めてだったので、おそらく無茶なこともお願いしていたと思います。無茶な要望に対しても「こういうやり方にアレンジするのはどうでしょう？」などと、すごく丁寧に対応してくれたことが印象的でした。
密岡：テストプレイのときもそうでしたが、懇親会の当日にちょっとしたトラブルが起きたときも、電話ですぐに対応してもらえて助かりました。当日のサポートも手厚かったですね。
田上：今回TERRA NOVAさんに製作していただいた謎解きは、別の形で活用できないか早速検討しています。また、参加した社員からは「次はいつ謎解きをやるの？」と催促する声がすでにあがっているほど、皆楽しんでくれたみたいです。機会があれば、またぜひTERRA NOVAさんに謎解きの製作を依頼したいですね。いい会社に巡り合えてよかったなと思うし、大満足の結果で終わることができたので、感謝してもしきれません。
謎解きの魅力は、みんなで同じミッションに挑むなかで年齢や立場の違いも関係なく絆を深められるところにあります。さらに、会社や社員同士のことを知らないと解けないような謎やミッションを用意することで、懇親会の枠を超えた社内風土の活性化や文化の醸成にも寄与することができます。
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