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プライバシーポリシー

会社のことを知り、社員同士のことを知り、一体となる社員懇親会での謎解き活用事例

iYell株式会社様

謎解きの魅力は、みんなで同じミッションに挑むなかで年齢や立場の違いも関係なく絆を深められるところにあります。さらに、会社や社員同士のことを知らないと解けないような謎やミッションを用意することで、懇親会の枠を超えた社内風土の活性化や文化の醸成にも寄与することができます。

解決すべき課題
  • 長引くコロナ禍で長らく楽しいイベントが中止・延期になっていたため、社員みんなが楽しめるイベントを開催したい
  • 企業文化について社員全員が考える機会を作りたい
  • 若手社員から60代まで、総勢300名が楽しめる企画にしたい
対応方針
  • 近場のコンパクトな会場でも一日中楽しめるようなイベントを企画
  • 企業文化への理解を最大限深めたうえで、謎解きの内容に落とし込む
  • 難しい謎だけではなく体を使ったりワイワイ楽しめる要素をふんだんに盛り込む
対応範囲

企画、謎解き制作、映像制作、運営ツール制作、アプリケーション開発、運営支援、造作物制作

従来の社員旅行に代わる楽しいイベントを開催したい

長引くコロナ禍でなかなか遠出もできず、毎年恒例の社員旅行も中止が続いていた中で、社内のメンバーだけで近場で一日楽しめる懇親会イベントを実施したいと考えていたiYell株式会社様。社員が一体となって楽しめる謎解きイベントを作りたいとご相談いただきました。

初回のお問い合わせやお打合せの段階から決まっている要件として、以下のご要望をいただきました。
①企業文化や価値観をテーマとした謎解きを制作してほしい。
②一回に100名程度参加し、5~6名のチーム単位で楽しめるイベントにしたい。
③チーム内だけではなく、チーム間をまたいだコミュニケーションも発生するとよい。
④当日の運営は全て自社メンバーが行うため、なるべく簡略化し負担を減らしたい。

iYell株式会社様では、会社の文化を体系的にまとめた「COMPASS」という冊子を制作されていたので、この冊子の内容をうまく謎解きに組み込むことになりました。
この時点で同社のHPなどを読み込み、”応援しあう地球”や”何をするかより誰とするか”といった価値観や考え方を把握していたので、コアとなる企画の構想は浮かんできている状態でした。

会社のビジョン「応援し合う地球」を体現した企画

お打合せでヒアリングした内容をもとに、企画の大枠と”どんなことをやりたいか”を企画書にまとめご提案させていただきました。(以下、実際の資料から一部抜粋)

基本となるコンセプトは、iYell株式会社様の企業文化を体系化したCOMPASSを謎解きに落とし込むことでした。
チーム対抗のパートから始まり、応援のフェーズや全員で協力するパートも盛り込んだ構成にしました。
企画担当者の方々が内部でご説明なさるケースを想定し「どこがおもしろいポイントなのか」を明確に提示しました。

企画の構想を進めるにあたり、前述のCOMPASSのデータをご提供いただき100ページをこえる冊子を熟読したうえで、どうしたらその会社”らしさ”を最も適切にコンテンツに反映できるか、ということを考えました。
企画担当者の方々ともお話していく中で、ライバルとして切磋琢磨し合いながらも、互いに全力で応援し合う社風を強く感じ、「チーム対抗」と「応援」そして「協力」という要素をそれぞれ体現したステップを設けようというお話になりました。

その会社”らしさ”を盛り込んだ謎の制作

実際に謎を制作していく中で、特に意識したのは「COMPASS」の内容をただ参照するだけではなく、iYell株式会社様の理念や価値観を理解していなければ解けない謎、を用意することでした。(同社では、こうした価値観が浸透した人材を「iYellists(イエリスト)」と呼称しています)

つまり、会社のことをよく理解していない社外の人がただCOMPASSを読んでも解けない・引っかかってしまうような問題を盛り込むことで、謎解き自体が単純作業になってしまわないと同時に、入社間もない社員の方々にとっては謎解きを通して企業文化を理解できるきっかけになってほしいと考えたのです。

例えば、下の絵文字は私たち日本人が見ると「ごめんなさい」「ありがとう」「おねがい」などの意味で解釈されますが、海外の人たちが見ると「ハイタッチ」「礼拝」などの意味で解釈します。
こうした特有の文化というものは国という大きな枠組みだけではなく、企業などの一組織においても存在するのです。

このように、文化や価値観によってとらえ方が変わる概念などを謎に組み込むことで「その組織らしさ」を謎の中で表現することもできるのです。(注:実際に謎を作る際にはきちんと意図した答えがでるような導線の設計を行い、解釈の幅が大きくなりすぎるような問題は制作しません)

さまざまな制作物で体験価値を最大化

謎解きイベントでは、紙の謎だけではなくさまざまなものを使用します。
イベントのキービジュアルや、ストーリーを進行してくための映像、謎解きの正誤判定などを行うアプリ(LINEbot)などです。

イベントのキービジュアル
たくさんの謎解き用の用紙
スクリーンに投影するためのシナリオ映像

LINEを使用したシステムの構築には特に力を入れました。
本イベントでは、謎解きの進捗管理や正誤判定だけではなく、”応援”や”協力”の要素も盛り込みたかったため、以下のようなさまざまな機能をLINEbotを中心としたシステムで実現できるようにしました。

・複数人が同じチームになって進捗を共有できる「チーム登録」機能
・特定のチームがクイズに挑戦する間に、他のチームがスタンプを連打して”応援”できる「応援」機能
・現在解いている謎を把握して適切なヒントを提示する「ヒント」機能
・各チームの謎解きのクリアタイムやヒントを見た回数などに応じて自動的にスコアを計算し、ランキング表示する「ランキング」機能
・謎解き中に撮影した写真をエンディングの映像内で使用する機能、など

こうした機能によって、運営の人的なリソースを最小限にしながら演出効果や、参加者にとっての利便性、没入感を最大限に高めることができました。

LINEでチーム登録や応援(スタ爆)などができるシステムを開発

当日の運営もしっかりサポート

当日の運営は企画チームの皆さんで行うというお話でしたので、弊社からは運営用のマニュアルを作成しお渡しいたしました。一回のイベントにつき二名体制で運営されるというお話でしたので、一名がこの操作をしているときにもう一名がこんな案内をする、といった形で司会進行役が実際にお話しをされる前提の文面で進行台本(香盤表)を作成しました。

実際に作成した運営マニュアル(一部抜粋)

また、実際に会場内に設置するキーボックスやエリア名の表示なども用意しマニュアルとあわせて納品しました。

会場内の一部を特定のエリアに見立てて金庫を設置
手持ちのアイテム(COMPASS)とあわせて謎を解く参加者

クライアント情報

会社名:iYell株式会社(The iYell Co,. Ltd)
代表者:代表取締役社長兼CEO 窪田 光洋
本社所在地:東京都渋谷区道玄坂1-16-3渋谷センタープレイス5階
設立日:2016年5月12日
払込資本金:65.7億円
コーポレートサイト:https://iyell.co.jp/
採用サイト:https://recruit.iyell.co.jp/
新卒採用サイト:https://recruit.iyell.co.jp/graduate/
公式ブログ:https://iyell.co.jp/iyellook

企画担当者様のインタビュー記事はこちら

全員が協力して達成するストーリーの謎解きで社員交流を促進

長引くコロナ禍のなかで、これまでの社員旅行に代わるような、近場で楽しめる懇親会を実施したいと考えていたiYell株式会社様。どうせなら、この会社”らしさ”をしっかりと表現したいとご依頼いただきました。

1 楽しみながら企業文化の理解を深められる謎解き
2 初回問い合わせの段階からホームページを熟読して提案してくれた
3 急増したメンバー同士の交流を深めるための懇親会
4 「想像より本格的」と全社員が熱中して取り組めた
5 全員が協力してラストを迎えるストーリーに感動
6 ストーリーの素晴らしさに加え、難易度も理想的
7 難しい要望にも丁寧に対応する姿勢が印象的

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