阪急うめだ本店では夏の特別イベントとして、オリジナルの謎解きが開催されました。企画から開催まで携わった企画担当者の吉田様にリアルな声をお伺いしました。

「いきものの多様性」を学ぶ経験を子ども達へ届けたかった

―なぜ本企画を実施しようと思ったのかお聞かせください。
阪急うめだ本店で、こどもの学びと体験をテーマに年間を通して取り組んでいる「阪急こどもカレッジ」の一環で、「いきものの学校」というイベントを2023年7月に開催しました。開催するにあたり、私達から届けたかったメッセージは、「いきものの多様性」や「命の繋がり」です。
開催した2週間は1年の中で「HANKYUこどもカレッジ」が最も盛り上がる期間であり、まるでお祭りのような雰囲気です。学校をコンセプトに会場を教室に見立て、いきものに関する学びや経験を子ども達へ届けたいと考えておりました。しかし、私達は物販のノウハウはあっても、イベントにどのように”学び”を落とし込み、魅力的に表現するかの方法に関するアイデアは不足していました。そこで、イベントに関わっていただく水族館さんに相談したところ過去にTERRANOVAさんと企画した謎解きイベントが好評だったとのことで、すぐに担当者さんをご紹介いただきました。
初めての打ち合わせで担当者さんから謎解きについて伺い、想像していたより奥が深いと感じました。それに、いただいたご提案は私達が思い描いていた「いきものの学校」のコンセプトにぴったりの内容でした。子ども達へ私達が届けたいメッセージをダイレクトに伝えられ、また物販のイベントをより魅力的に演出してくれるに違いないとワクワクしたことを覚えています。

―本企画を通して、実現したかったことや期待したことは何でしょうか？
ただモノを販売するだけでなく、「学び」や「経験」という価値を参加した子ども達へ届けたいという目標がありました。会場に設けた教室では、関西にある複数のテーマパークさんのご協力のもと、海、森、山に生息する生き物について授業をしてくださる講師をお呼びすることにしました。
子ども達の笑顔と未来につながる好奇心を引き出すことが、私達の願いでした。しかし、こういったイベントは私達にとっては初めての試みであり、前例もありませんでした。企画から実施までのスケジュールが非常にタイトだったので、連絡を密にとってフレキシブルな対応をしてくれる会社様との出会いを求めていました。

TERRA NOVAに依頼した１番の決め手は、担当者の人柄と提案力

―TERRA NOVAに製作を依頼したきっかけや決め手についてお聞かせください。
1番の決め手は担当者さんの人柄です。誠実で頭の回転が早く、こちらの意図を瞬時に汲んでくださる方でした。私達からのリクエストに対し、「できません」と言われたことは一度もありません。常に「こういう方法ができます」と積極的に提案してくださいます。発想が秀逸で、対応も丁寧でした。この方なら最後までしっかり見届けてくださると確信しました。
また、こちらから提示した予算では収まりきらないほどのお願いだったと思うのですが、コスト面も歩み寄ってくださり、本当に助かりました。

完成度の高いウェブページにも大満足

―今回TERRA NOVAに依頼をして良かったと思う点や、期待以上だと感じた点はありましたか？
打ち合わせの際にTERRA NOVAさんから想像以上に幅広い領域で対応していただける会社様という印象を持ち、「ひょっとしてウェブページの製作もお願いできますか？」と尋ねてみたんです。そこに対しても「できますよ」と即答されて、驚きました。
最初から最後まで窓口も一本化されていたおかげで、連携でストレスはありませんでした。メールのやりとりを見返すと凄い量ですが、それほど細かな連携をとってくださったという証のように感じています。
最初は謎解きの部分だけをお願いする予定だったはずが、どんどん膨らんでいきウェブページやイベントのキービジュアルの製作も含めて総合的にお願いさせていただきました。製作を依頼したページは、期待以上の出来栄えで、イベント全体の世界観も統一されており、十分満足できました。
謎解きの開催を告知したいと相談した際も、完成度の高い動画をすぐに製作してくださったことがありがたかったです。TERRA NOVAさんへ1つ依頼するたびに期待以上のお返しがありました。

―製作の進行はどのように行ってきましたか？
実施日の約4ヶ月半前に初めての打ち合わせで、ファーストプランを提示しました。その後はメールとオンラインで適宜対応していただきました。初めてお会いしたのはイベント当日でしたがそんな気は全くしませんでした。ブースや謎解きの説明などでスタンバイしてくださったスタッフの方も皆さん明るく丁寧でしたので、そういった面でも安心しておまかせすることができました。

謎解きはどの業界でも活用できる斬新なPR方法

―百貨店や商業施設にとって、謎解きの企画は有用だと思われますか？
謎解きは、主催者側の想いやメッセージを効果的に伝えられる手段です。どの業界でも同じだと思いますが、いかにターゲットとなるお客様と接点を持つかが課題かと思います。そこに謎解きというフックが入ることによって、伝えたいメッセージやコンセプトに興味を持つ方が自然と増えていくのではないでしょうか。
ただ広告などで目にするのではなく、体験を通して落とし込める斬新な方法だと思っており、沢山のお客様にご来場していただけることで物販の売上にもつながると実感しました。今後こうしたコンテンツを利用するのは百貨店に限らず、自治体や企業にとっても新しいPRの切り口になっていくと感じます。
TERRA NOVAさんはご紹介という形で繋がりを持たせていただきましたが、私達のようにいつもと違う形のイベントにしたいとお考えの方には、迷わずお名前を挙げさせていただきたいです。

ご紹介させていただいた事例は
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百貨店の夏休みイベントで、楽しく学べる謎解きイベントを開催。ウェブサイトや会場デザインなど総合的にプロデュース

大阪の阪急うめだ本店にて開催された、さまざまないきものについて学べる体験型のイベント「いきものの学校」。このイベント内で楽しめる会場周遊型の謎解きイベントのみならず、謎解きを活用したワークショップや物販コーナーでの謎付きクリアファイルの販売など、多方面で子どもから大人まで楽しめるコンテンツを企画・制作しました。 また、イベントの特設ウェブページや会場デザインなどイベント全体の企画にも携わらせていただき大変思い入れの強いイベントとなりました。