TERRA NOVA

プライバシーポリシー

大人気アニメ・漫画作品とコラボしたレジャー施設での謎解きイベントの事例。施設の集客やCS向上に貢献

株式会社横浜八景島様 他

人気のキャラクターとコラボして、その施設ならではの要素を盛り込んだオリジナル作品を制作することで、謎解きファンとアニメ・漫画ファンの両方が楽しめる企画を実現。施設の集客力を大幅に増強するとともに、来訪者の満足度を高めることができました。

解決すべき課題
  • レジャー施設のアトラクションとしての謎解きイベントで集客を最大化したい
  • その施設ならではの要素を盛り込んだコンテンツにしたい
  • 水族館という環境だからこそ、楽しいだけではなく学びになる企画にしたい
対応方針
  • 人気作品とコラボすることで、謎解きファンだけではなくアニメ・漫画ファンも巻き込む施策
  • キャラクターの描き下ろしイラストなどにも施設の特色を盛り込み、その施設ならではを実現
  • テラノバが得意とする教育の要素を盛り込んだ謎解きで楽しみながら学べる作品に
対応範囲

企画・制作、WEBサイト開発、商品製造、パッケージデザイン、会場装飾、権利処理等

アニメキャラクターとコラボして、オリジナリティのあるイベントを開催したい

謎解きイベント業界では、アニメや漫画作品とコラボしたイベントが多く開催されています。プロモーションや集客イベントとして、謎解きファンのみならずアニメファンをも呼び込む施策として、両方のファン層に刺さる掛け算の効果が広く知られています。
テラノバでも、こうしたコラボ作品を手掛けていますが、特徴的なのは、代理店などを介さず版権元と直接やり取りをして企画・制作を行っているという点です。これにより、間接コストや制作期間などを圧縮し、低価格で効率的な制作を行うことができます。もちろん、そのためにはキャラクター使用のお約束事や原作の設定・世界観をきちんと理解したうえで、版権元の監修に係る負担を最小限にできるよう努める必要があります。テラノバではこうした点に留意しつつ、クライアント様の意向を最大限反映した作品づくりを心がけています。
2024年10月4日より新潟の水族館「上越市立水族博物館 うみがたり」にて開催されている『カスカベ防衛隊と人類おさかな計画の謎』は、人気作品のクレヨンしんちゃんとコラボした施設内回遊型の謎解きイベントで、水族館を舞台にクレヨンしんちゃんの謎解きが楽しめる全国初のイベントとなりました。
この作品は、水族館で展示されているさまざまな海のいきものの姿に変身したしんちゃん達とともに謎を解き明かしていくストーリーで、モチーフとなるいきものやキービジュアルに登場する水族館の外観など、随所に会場となる『うみがたり』らしさが盛り込まれた作品になっています。例えば、しんちゃんが変身する「マゼランペンギン」は同館が誇る人気生物で、その飼育数は日本の水族館で最多となっています。また、ボーちゃんが扮する「サクラダンゴウオ」は同館が国内で初めて繁殖に成功した生物で、これまたこの水族館を象徴するいきものとなっています。こうした特色を盛り込みつつ、その水族館の”推し”のいきものをモチーフにしたオリジナル衣装の描き下ろしイラストを制作することで、水族館ごとのオリジナリティを表現することを目指しました。

会場となる水族館の目玉生物をモチーフとしたオリジナル衣装のキャラクター達
通常のキービジュアル。カスカベ防衛隊の後ろには汎用的な水族館の外観が描かれている。(カスカベ防衛隊のコスチュームは「うみがたりバージョン」のもの)
「上越市立水族博物館 うみがたり」バージョンのキービジュアル。背景には水族館の外観が描かれ、タイトルロゴにも水族館名が追加されている。

水族館でのイベントだからこそ、学びのあるコンテンツに

この謎解きイベントが行われる会場となるのは、『うみがたり』をはじめとした全国の水族館です。そのため、環境学習の施設という側面を持った水族館を舞台にするにふさわしい、「学び」のあるコンテンツづくりを目指しました。実際に展示されている海のいきもの達の生態や特徴を知ることに加え、そうしたいきもの達を取り巻く環境の変化や問題なども知ってもらえるような内容になっています。
このイベントのために新たに生まれたオリジナルキャラクター『坂名 守(さかな まもる)』は、文字通り魚をこよなく愛するキャラクターで、彼が海のいきものを守るために企てたとある計画にまつわるストーリーも、海やいきものについてよく考えさせられるものになっています。また、会場内には特設の解説パネルも設置され、謎解きに参加していない一般のお客様も含め沢山の方々にいきものについての理解を深めていただくことができるようになっています。

特設の解説パネルでは、カスカベ防衛隊の5人の衣装のモチーフになった海のいきもの達についてのさまざまな解説が記載されています。
解説パネルや謎の手がかりを見ながら謎解きに挑戦する参加者

謎解きの問題にも工夫が凝らされています。オリジナルのバッグ型クリアファイルに入った謎解き用紙の謎を解き進めるものですが、はじめに水族館内の手がかりを探していきものの生態についての謎を解くと、新たな情報とシールが手に入り、このシールを使うことで別の視点で謎を解き直せるようになっています。二回目に解く際には、海の環境問題に関する学びが得られるようになっており、謎解きとしての楽しさといきものの生態、さらには環境問題への学びまでを一度に味わえる構成になっています。

カクレクマノミの謎では、一回目に謎を解くとサンゴとの共生について学べ、二回目に謎を解くと珊瑚の白化現象という海洋問題について学べるようになっている。

アニメキャラクターとのコラボ企画だからこそ、高い集客効果や話題性を実現

水族館などのレジャー施設でのイベントでは、来館者の方々に楽しんでいただけるようなイベントを開催することで、顧客満足度(CS)の向上を図ることが求められるとともに、こうしたイベントをきっかけに足を運んでくださる新たな来館者を獲得することも重要な課題になります。アンケート結果によれば、回答者の約19%が『はじめてこの水族館にきた』と答えており、イベントに参加した理由についても『クレヨンしんちゃんが好きだから』と答えた人は回答者のうち約76%にものぼりました。こうした作品の人気も手伝って、従来の来館者とは異なる客層の獲得に寄与しているといえるでしょう。
また、イベント開始初週のイベント参加率(来館者に対する参加者、謎解きキット購入者の比率)は約18%と非常に高い数値を示しました。その後も平均して約10%前後を推移しており、類似の施策と比較しても高めの数字といえます。こうしたデータからも、新規顧客の獲得と、従来の客層の満足度向上の両面から効果的な施策であるということがよくわかります。

イベント開始からほどなくして開催されたグリーティングイベントを楽しむクレヨンしんちゃんファンの方々。

セミパッケージ化による横展開

本イベントは『うみがたり』だけではなく全国のさまざまな水族館で開催することを想定し、セミパッケージ化を行っています。謎解きや解説パネルの内容はもちろん、しんちゃん達の衣装も会場となる水族館ごとにカスタマイズすることができる設計になっています。水族館の皆さまが自分たちのオリジナリティを追求しつつ、参加者も会場ごとに異なる謎を楽しみながら、その水族館でしか手に入らないキャラクターグッズなどを手に入れることができます。また、こうした取り組みが進んでいく中で、全国の水族館で『ご当地コスプレ』のキャラクターグッズのラインナップが増えていくことは、版権元の方々にとっても喜ばしいことです。まさに”三方よし”の施策となっています。
テラノバでは、こうしたアニメ作品とのコラボイベントの開催をご検討中のレジャー施設の皆さまや、版権元の皆さまからのご相談も随時お待ちしております。当ホームページのお問い合わせフォームからぜひお気軽にお問い合わせください。

『クレヨンしんちゃん』とは

超マイペースな“嵐を呼ぶ5歳児”野原しんのすけと、その家族を中心に巻き起こるドタバタコメディー。 現在、最新映画「映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記」が大ヒット上映中! 原作コミック「新クレヨンしんちゃん」が「まんがクレヨンしんちゃん .com」で連載中、テレビアニメは毎週土曜16:30からテレビ朝日系で放送中。

Ⓒ臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK

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