TERRA NOVA

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謎解きだからこそ伝えられた35年の歴史と魅力

マリンワールド海の中道様

九州最大の水族館「マリンワールド海の中道」の開館35周年記念イベントとしてオリジナルの謎解きを製作。その企画から開催までのリアルな声をお伺いしました。

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謎解きを通して水族館からのメッセージを伝えたかった

―なぜ本企画を実施しようと思ったのかお聞かせください。

藤丸:マリンワールドは、2024年4月に35周年を迎えます。今回、35周年イベントの一環として、謎解きを通じて水族館の歴史を振り返るコンテンツを製作したいと考えました。実は、企画を考え始めた当初は、35周年と関連付けた企画にするつもりではなかったんです。担当者の方と相談するうちに、謎を解きながら水族館の35年の歴史を知っていける内容にしたらお客様に楽しんでいただけるのではないかという話に。そして、35周年イベントの皮切りに、謎解きゲーム「35年目の約束」を発表することにしました。

解いて答えを見つける謎解きゲームだからこそ、水族館からのメッセージがより伝わりやすく、強く印象に残るのではと期待していたんです。TERRA NOVAさんには、謎を解きながら私たちの思いを知っていただくことができるようなコンテンツの製作をお願いしました。

マリンワールド35年の歴史を振り返る謎解き作品に

―本企画を通して実現したかったこと、期待したことは何でしょうか?

藤丸:謎を解き進めながら、マリンワールドの歴史を知っていただけたら嬉しいと考えていました。「過去編」と「現代編」の2本立てとし、2017年のリニューアルまでの出来事を「過去編」、リニューアル以降の出来事を「現代編」で紹介することにしました。過去編のキットは、オンラインショップでも販売し、自宅でも楽しんでもらえる内容となっています。一方の現代編は、館内でヒントを探して謎を解いていく周遊型の謎解きです。

宮園:過去編には、昔を振り返るエピソードも盛り込んでいます。例えば、私は、7歳の時にマリンワールドを訪れ、イルカショーのトレーナー体験に参加したことマリンワールド35年の歴史を振り返る謎解き作品にがあります。その時のMC担当が、今隣にいる藤丸だったというエピソード。マリンワールドでは、私のように子供のときから遊びに来ていたスタッフが何人も働いています。過去と現在を繋げるコンテンツも取り入れ、次の世代に引き継いでいけるような企画にしたいとも思っていましたね。

TERRA NOVAに依頼した決め手は担当者の人柄

―TERRA NOVAに製作を依頼したきっかけ、決め手についてお聞かせください。

藤丸:TERRA NOVAさんとは別の謎解きイベントでご一緒する機会があり、3~4年前から面識がありました。担当者の方がマリンワールドを始めて訪れた際に、当館をとても気に入ってくださったんです。「いつか謎解きイベントを一緒にやりたいですね」と以前からお話をしていて、今回のイベント開催に至りました。

TERRA NOVAさんに依頼した決め手は、担当者の方の人柄ですね。はつらつとしたとても明るい方です。当館にも元気の良いスタッフが多いので、フィーリングが合うと以前から感じていました。当館のことをいつも褒めてくださるのを嬉しく思っていましたし、この方にお任せすれば素晴らしいイベントになると確信できたのです。

担当者の事業理解度の深さと手厚いサポートに満足

―今回、TERRA NOVAに依頼をして良かったと思う点や、期待以上だと感じた点はありましたか?

藤丸:TERRA NOVAさんには、プレスリリースなど広報関係の製作もお願いしていました。私たちがアピールしたかったことを全て盛り込んでくださったので、加筆修正をお願いする必要も無く、全てお任せできたのはありがたかったです。マリンワールドのことを深く理解してくださっているTERRA NOVAさんだからこそできることだなと感じました。

TERRA NOVAさんに依頼した決め手は、担当者の人柄の良さだとお話しました。実際に取り組んでみて、やはり素晴らしい方だとあらためて感じ、とても楽しくお仕事をさせていただきました。担当者の方は、常にパソコンの前で待機しているのかと思うほどメールなどのレスポンスも非常に早くて。その点も安心感がありました。
また、イベントが始まってから、担当者の方が東京から福岡に来て、販売促進活動をしてくれたことにも驚きました。 館内のショップの前で謎解きキットの宣伝をしてくれている姿を見て、TERRA NOVAさんに依頼して大正解だったなと思いましたね。

LINE連携や動画コンテンツも盛り込み、幅広い層が楽しめる

―今回の企画で期待していたことは実現できましたか?

宮園:テストプレイを体験した時、マリンワールドの歴史を知っていただける内容になっていると感じました。ヒントをもらいながら解いていったのですが、スタッフの立場から見てもかなり面白いし、挑戦しがいがある内容で。想像以上に難易度が高く、社長も最後の謎がどうしてもわからないと言っていたほどです(笑)

藤丸:当館では、過去に何度か謎解きイベントを実施したことがありました。今回は、今までの企画には無かったLINEとの連携や動画コンテンツ、折り紙を使った謎解きなど、新しい要素も取り入れています。以前実施した謎解きに参加してくれた方にも楽しんでもらえる内容になっていたのではと自負しています。
過去編のキットは、水族館のオンラインショップでも販売しました。動物のグッズと合わせてご購入いただく方も多く、動物や水族館のファンの方にもプレイしていただけたようです。

TERRA NOVAならではの視点で水族館の魅力が伝わる内容になった

―製作の進行はどのように行ってきましたか?

藤丸:完全オーダーメイドのプランでお願いし、製作期間は4~5カ月ほどでした。30周年の時に発表した当館の記念誌を、製作にあたってTERRA NOVAさんの担当者が熱心に読み込んでくださっていて。記念誌では、マリンワールドの歴史や過去のエピソードも紹介していたので、その中からコンテンツを作ろうと提案していただきました。オープンから何年後に来場者●●万人を達成したとか、メガマウスザメがやってきたのは何年かなど、節目となる出来事をピックアップして謎解きゲームに落とし込みました。

スタッフだけで製作するとなると、どうしても自分が関わったことや思い入れのある出来事に目が行きがち。偏った内容となっていたかもしれません。TERRA NOVAさんという外部からの視点でコンテンツを作っていいただいたことで、マリンワールドの魅力が伝わる内容になったと感じましたね。

コンテンツ自体は、基本的にはTERRA NOVAさんに作っていただき、ほぼ出来上がった状態のものをこちらが確認する流れでした。TERRA NOVAさんから頼まれて、過去の資料を探してご提供することなどもありましたが、業務量的に負担と感じることはありませんでした。

水族館に来る機会が少ない方々にもアピールできる

―水族館というアミューズメント施設にとって、謎解きの企画は有用だと思われますか?

藤丸:水族館に来ていただくきっかけになると思います。というのも、一生のうちに水族館へ来場するタイミングは、だいたい3回だとよく言われています。幼稚園や学校の遠足、少し大きくなってからのデート、お子さんやお孫さんを連れての来館。

つまり、多くの人にとって数年に一度しか訪れる機会がない場所だと言えます。 そこで、私たち営業部としては、生き物が好きな方以外にも興味を持っていただけて、来館を促すようなユニークなイベントを実施することは重要だと考えています。

その一つが謎解きだと思います。 謎解きマニアの方も含め、さまざまな方に水族館のことを知っていただいたり、来ていただいたりするきっかけとなっていることからも、水族館のような設備が重要なアミューズメント施設においても、こうしたコンテンツは重要だと考えています。

ご紹介させていただいた事例は
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立ち上げメンバーからの㊙エピソードも。 35周年の歴史を振り返る大型謎解き作品

九州最大の水族館「マリンワールド海の中道」の開館35周年を記念して制作した謎解き作品。オープニングスタッフへのヒアリングや過去の記念誌等のアーカイブの読み込みで、これまでの歩みについての理解を深め、さまざまなエピソードを謎解きに落とし込みました。自宅でも楽しめる謎解きキットの「過去編」と、現地周遊型の「現代編」の2部作として制作し、物語が交差する立体的な施策になりました。

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