株式会社三扇堂様


謎解きだからこそできる”研修”のカタチに気づけた


  • INFORMATION

    • お話を伺った方

      • 担当役員
      • 此上 剛 様
    • 業種

      広告代理店業(コミュニケーションサービス)
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新型コロナウイルスの影響で、リモートでの業務や商談が増えた昨今。そんななか、リアルな場とは異なる”オンラインならでは”のコミュニケーションの課題に悩む企業様が増えています。こうした課題への解決策としてテラノバでは、オンラインで謎解きミッションに挑みながらチームビルディングやオンラインコミュニケーションの能力を向上させる研修プログラム『テレ謎』を提供しています。実際に本プログラムを導入いただいた株式会社三扇堂様にお話をお聞きしました。

対面でのコミュニケーションが難しくなったことで生まれた課題

まずコロナ禍以降、社内のコミュニケーションについて、悩んでいらっしゃったことについて教えてください。

担当役員:今まではできていた、担当地域や業務が異なるスタッフ同士が交流することが難しくなりましたよね。それによって、せっかく社歴の近いスタッフ同士が互いを意識したり、切磋琢磨したりするような機会が極端に少なってしまったなと感じていました。
同時に中間管理職の育成も課題であると感じていたので、同じ立場の社員同士での横断的な活動が必要だと考えていました。しかし、コロナ禍ということもありなかなか実施が難しい状況で困っていたという状況でした。

参加スタッフ:現場でもコロナ禍以降、相手の表情や仕草・温度感、言葉のニュアンスや雰囲気など、リアルなコミュニケーションでは伝わるようなものがオンラインでは伝わりにくい場面というのが多々ありました。また、初めて会う相手の場合、どのような人かわからないため、自己開示をためらうなど、気軽なコミュニケーションが取りづらいと感じていました。
コミュニケーションの量が減る、ということもそうですがオンラインだからこその難しさ、というのも痛感していました。

担当役員:そんななかで、謎解きを通してチームビルディングを行う「テレ謎」というサービスをご紹介いただいたのですが、正直最初はさまざまな不安があったことも事実です。『謎解きって一体どんなもの?』『楽しみながら、と研修効果は両立できるのか?』『リモートで十分な研修効果を得られるのか?』といった点が最初の懸念でした。

そういった不安があったなか、テレ謎のサービスを導入いただいた理由について教えてください。

担当役員:導入にあたって詳細を詰めていくなかで、スタッフがお互いの関係値を深めたり、ライバル意識を抱いてよい競争意識が芽生えたり、主体性を発揮したりする良い機会になるのではと考えました。社内でのコミュニケーション課題の解決もそうですが、顧客とのコミュニケーションを効率性だけで考えてしまうような側面についても、よい解決の糸口になるのではと思って導入を決めました。

実際に導入してみていかがでしたか?

担当役員:上司という存在がいない中で、参加者同士が仲間として一緒に何かを成し遂げるという”成功体験”になったのではないかと思います。また自分たちで意思決定していく過程の難しさも感じたのではないかと。参加者たちも、研修という位置づけではあるものの、とても楽しんで取り組んでいるように見えました。
テレ謎はうまく役割分担して進行するため、自分自身や自分以外のスタッフの立場を理解しながらワークに挑む様子を見ることが多く、それぞれの得手不得手がわかったと思いますし、プロジェクトを進行していく大変さや苦労に似たものを俯瞰できたことがよかったのではないかと思います。また、回を重ねていく中で、人によって成長のベクトルや度合いが大きく異なるのだと改めて感じました。

従来の研修とは違う「謎解き」を掛け合わせた研修コンテンツについて

『テレ謎』サービスとこれまで受けた研修と違うと感じられたことは何でしたか?

参加スタッフ:謎解きをしながらの研修は今までに受けたことがなかったので、とても新鮮でシンプルに面白かったです。研修と聞くと個人的に受け身になりがちですが、謎解きの要素が加わることでメンバー全員が能動的に、かつ楽しみながら活動することができていたと思います。
謎解きを通してチームのメンバーと協力しあい、コミュニケーションを取るなかで、普段業務では関わることがないメンバーとも関係が深まりました。この研修以降、メンバー同士で遊びにでかけることもあったんですよ(笑)

参加スタッフ:研修としても非常に有意義なものだったと感じていて、メンバーとの協働のなかで自分の課題がわかりましたし、運営さんからも丁寧なフィードバックのレポートをいただけたので客観的な評価を把握することができました。特に印象に残っているのは、研修時間外にもチームメンバーで集まってワークで使用する企画書の作成や打ち合わせを行ったことで、参加者の一人一人が主体的に取り組んでいることがよくわかりました。

新しいカタチの研修を取り入れた先に期待していること

今回の導入を経て、今後の社内コミュニケーションにおいて期待していることは何ですか?

担当役員:若手スタッフの場合は、互いに刺激し合うような”相互作用”と、彼ら自身のチームへの”貢献意識”がさらに向上していくことを期待してます。一方で、中堅管理職の場合は地区横断でお互いに協力しあい、今まで以上に”有機的”な関係性になることで組織が活性化することを期待しています。
それぞれの立場によって組織から求められる期待値や成長課題は異なりますから、自分自身の状況にあった成長課題に向き合う機会として、これから先の業務やビジネスパーソンとしての行動に繋げていってほしいと願っています。